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zoom RSS 親善使節団、ドイツをゆく

<<   作成日時 : 2016/05/07 22:51   >>

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 昔の記事が発掘されたので、とりあえずアップします(というか、こんな記事がゴロゴロあるんですが)。ちなみに更新時刻は2011年06月21日。今から約5年前に書いた記事のようです。

 昔の記事って違和感あって読み返すと恥ずかしいけど、そのままアップします。写真だけアルバムから探して貼ってみた^^。

ではでは〜。




 もう10年以上前のことになりますが、一風変わったツアーでドイツに行ったことがあります。公募で入選し、日本の町の親善使節団みたいなのに選ばれたのです。行先は南ドイツの「パイティング」という小さな村。おそらくロマンチック街道沿いで最もマイナーであろう、小さいけれど、美しい村です。


 短いツアーでしたが、宿泊は民家、親善パーティもあるというので、わたしは張り切りました^^。学生時代に親に買ってもらったリンガフォンのドイツ語テープを押し入れから引っ張り出し、行くことが決まってから出発までのわずか2〜3週間(だったと思う)、付け焼刃なドイツ語学習を始めました^^。

 それからもう一つ、やったことがある。「ピアノ」と「」の練習を始めました。だってほら、パーティがあるのよ。歌うチャンスがあるかもしれないでしょ? ピアノを弾くことだってひょっとしたらあるかもしれない。なんたってわたしは親善使節のひとりなんだから、いかなる事態にも対応できるよう、準備をしておかねば!!



 ピアノは、メンデルスゾーンの「歌の翼」を選び、そればっかり練習しました。なぜメンデルスゾーンか、って?

 ――それはドイツ人だからです!!



 歌は、シューベルトの「野ばら」。なぜ「野ばら」か、って?

 ――それは歌詞が、ドイツ語だからです!!

 1番だけですけど^^。歌詞はwiki参照^^。



 ほんとは、「ドイツといえば、ワーグナーでしょう」と思ったんですけどね。でも歌詞が分からないのでやめました。・・・っていうか、素人がオペラをどうやって歌うと・・・? どう考えても無理でしょう^^;。


 あ、あと、日本の「サクラ」も覚えました。サクラ〜サクラ〜やよいの空は〜・・・ってヤツ。


 それから、グリム童話の一節を覚えました。


 一つは、白雪姫の王妃のセリフ。

 「鏡よ鏡、壁の鏡、世界で一番美しいのは誰じゃ?」

 "Spieglein, Spiegelein an der Wand, wer ist die Schönste im ganzen Land ?"


 それから、ヘンゼルとグレーテルの魔法使いのセリフ。

 「ガリガリガリガリ、子ネズミさん、わたしのおうちをかじるのはだあれ?」

 "Knuper, knuper, kneischen, wer knupert an meinem Häuschen ?"



 これ、ドイツ語ではきいたことないけれど、英訳なら言える。ドイツ語も、英語と同じリズムで言えそうなので、これにしました。


 ちなみに英語はこんな感じ:

 "Mirror mirror, on the wall, who is the fairest of us all ?"

 "Nibble, nibble, little mouse, who is nibbling at my house ?"




 関係ないけど、ついでにフランス語^^:

 "Miroir, miroir fidère, dis-moi qui est la plus belle ?"

 "Langue, langue lèche, qui donc ma maison lèche ?"

 これも同じリズムで言えます。



 ・・・さて、これで完璧^^。ドイツ語はさておき、一応歌は歌えるようになりました。あとピアノも^^。





 ところが。


 実際には、わたしが想像したのとは違ったドイツが待っていた・・・。

 そこはドイツというより、アルプスでした!!


 ドイツって、地方色が豊か、という話は聞いていました。ドイツがドイツとして固まりを見せたのって近世、プロイセン以降だしね。その辺は一応、分かっているつもりでした。頭では。

 でもね、それまでのわたしのイメージだと、


   スイス = アルプス = ハイジ



 だったんですが、南ドイツも限りなく、アルプス=ハイジでした^^;。家も、山の景色も。

 親善パーティで村の楽隊のおじさんたちが演奏してくれたのも、ヨロレヒ系だった・・・(汗)。

 ドイツ語ってことで十把ひとからげにしていましたが、ウィーンの音楽とは限りな〜く、かけ離れたものだった・・・。

 第一、主力楽器が、ピアノじゃなく、アコーデオン!!



 結局、メンデルスゾーンもシューベルトも、そして「さくら」も、何の役にも立たず、楽隊のおじさんたちがアコーデオンを弾きながら歌ってくれたヨロレヒ系の歌と、そのあと延々と披露された、ドイツ語の小話を、わけもわからず聞かされていた日本勢でありました^^。

 小話は、いちおう通訳さんが訳してくれたのですが、ドイツ語の掛け言葉なので、日本語に訳されても、全くどこが面白いのか分からず。でもホストファミリーたちは涙を流して大笑いしていたので、こっちも笑わなくちゃ悪いかしらん?と、我々も精一杯、笑いました^^;。・・・さすがは親善使節団!


 親善使節団の涙ぐましい親善努力は、帰りに立ち寄ったミュンヘンでも続きました。ミュンヘンには、ホーフブロイハウスという有名なビアホールがあるのですが、ここではひっきりなしに楽団が乾杯の歌を演奏する。

 Ein Prosit アインプロージット
 Ein Prosit  アインプロージット
 der Gemutlichkeit デァゲ ムーリーヒカーイト
 Ein Prosit アインプロージット
 Ein Prosit アインプロージット
 der Gemutlichkeit デァゲ ムーリーヒカーイト


 っていう単純な歌詞で、これがほぼ2〜3分置きに流れるのですが、この曲が流れると、なぜか日本人はみな、乾杯をしなくてはいけないような気分になる。たとえそんな気分じゃなくても。

 我らが親善使節団はこのビアホールに3時間以上いて、延々乾杯をしました^^;。ドイツ語で歌いながら。

 周囲を見回すと、日本人以外の人々はみな、最初は曲に合わせて乾杯しても、そのあとは曲を無視して飲んでいる。でも我らが使節団のみならず、日本人はどこのグループもみな涙ぐましいまでに律義で、乾杯の音頭がかかったら最後、とるものもとりあえず、ジョッキを掲げて乾杯に専念していました。

 乾杯の音頭がかかったら、好む好まざるに関わらず、乾杯をする。それが正しい日本人^^。

 ダンスタイムになれば、フロアに出ていき、ダンスをする。それが正しい日本人^^。

 盛り上がれ、と命じられたら、盛り上がりたくなくても、律義に盛り上がる。それが日本人というわけで、わたしもすっかり疲れて上がらなくなった腕を無理やり上げて、乾杯の音頭に合わせてました^^。



 ところで、この世界的ビアホールでは、歓迎の意を表し、世界中の歌を演奏します。

 さてここで問題。ここで演奏されていた日本の歌は、何だったでしょう??





 答えは・・・・





 「スキヤキ」! つまり、坂本九の「上を向いて歩こう」、でーした!

 「さくら」こそが日本の代表ソングかと思っていたわたしはここでもハズし、脱力しましたとさ。





画像
ヨロレヒ系のおじさんたち。





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