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<<   作成日時 : 2017/06/08 17:30   >>

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 いまさらですが、有名な漫画「ツレがうつになりまして。」シリーズを読みました。

 良かったです。ものすごーく良かった!

 元祖「ツレうつ」もよかったけれど、続編である「その後のツレがうつになりまして。」はもっと良かったです。

 元祖ツレうつは、ツレ(夫)に起きたことが時系列に淡々と書かれているうつ病の闘病記ですが、続編はもうすこし分析的に、ツレが回復していく様子が描かれています。

 それは必ずしも、今現在うつ病を煩っている人だけでなく、ありとあらゆる人に参考になる内容だと思いました。




 59ページにこうあります(※ 読みやすくするため、勝手に段落分けしました)。

 うつ病はつらいものだが、乗り切る秘訣として「あ」「と」「で」というモットーを考案した。

 「あ」は「焦らない・焦らせない」という目標の頭の文字。(中略)

 「と」は「特別扱いしない」ということだ。(中略)

 「で」は「できること・できないことを見分けよう」ということだ。できることをきちんとする(させる)、できないことは無理してしない(させない)。(中略)

 そして「あ」「と」「で」というモットーは「あとで」という言葉にも結びつく。あとで、と、常に判断を保留する癖をつけると楽になる。(後略)


 すごく納得でした。とくに「できること・できないことを見分けよう」、「できることをきちんとする、できないことは無理してしない」という部分が腑に落ちました。

 できるかどうかを見分けるにはやってみないとわからない場合もありますが、試しにやってみて、できなかったとしても落ち込まない。
まだムリに遠出しちゃいけないってわかったんだもの

年のはじめに大事なことに気づけてよかったじゃない(63ページ)
というように、「試したことは無駄じゃなかった」と考える。

 こういう考え方って、うつの人に限らず、誰にとっても大事なんじゃないのかな、と思いました。



 最近のわたしは活動的です。昨年から大きな不安の波に襲われ、なんとかその不安から逃げたくて、結果的に活動的になってます。

 食事に気をつけ、規則正しい生活を心がけ、運動、外出、日光浴。家事、仕事、学習・・・。ストレスから自分を遠ざけ、楽しいことを無理にでも考え、どこかに答えが書いてないかと、宗教、哲学、精神医学の本をせっせと読み、人に話も聞きました。ドクターショッピングもしたし、薬もいろいろ試した。座禅、瞑想、眼球運動やEFTタッピングもやってみた。

 ぼんやり考えごとをしていると不安が波のように襲ってくるので、とにかく空白の時間を作らないように動く日々です。新しいこともいろいろ始めました。久々に着物を着、新しいソフトやアプリを試したり。他にもいろいろ・・・(恥ずかしいから内緒だけど)。

 とにかく「行動」。手を動かす。足を動かす。ブログはパソコンの前にじっと座って考えなくちゃならないのがネックで、最近あんまり更新できませんでした。

 空白の時間がないという意味では、充実した生活と思う。いつになく活動的、行動的です。



 でもその行動で消耗していたのも確かで、しかも気づけばどれも中途半端。この手には、何一つ確かなものがないんだなあ、と思ったら、結局自分は何にもきちんとはできない気がして、却って不安が増してきた。

 とはいえ、やってよかったこともあります。

 たとえば断捨離。「ツレうつ」にも、部屋の片付けを始めるシーンがありますが、確かに部屋が片付けるのは、精神衛生上良いと思う。頭の整理にもなるし、やればやっただけ成果が目に見え、「ここまでできた」という確かな自信に繋がる。

 断捨離とまでは言わなくても、家事は全般、精神の健康に良いように思います。洗濯にしろ掃除にしろ、皿洗いにしろ、家事のほとんどは「片付けもの」。溜まった家事を一つ一つ片付けていくと、小さいながらも確かな達成感があり、その達成感は、新しいお絵かきソフトが中途半端に使えるようになったことなんかより、よっぽど確かなものに感じられる。

 ちょっと変わったことが中途半端にできるより、ありふれたことが確実にできることのほうが自信になる。「これだけはできる」という小さな一歩を核にして、少しずつそこから広げていったほうが不安にならない。

 そして、焦ることはない。同じことを毎日続けているだけでも、少しずつ何かしら進歩していくから。

 3ヶ月前に始めた毎朝のラジオ体操、最初はわけもわからず手足を動かすだけでしたが、二ヶ月くらい経ったころから、「この動きにはこういう意味があるのか」と自然にだんだん分かってきて、少し意識的に動けるようになり、脚や腕の稼動域が広がってきました。

 だから、無理をせず、いま自分にできることを一つずつ着実にやっていけばいい。

 家族のカードまでを動員し、図書館からどっさり借りてくる本。一時は部屋の隅に山積みなっていて憂鬱でした。でも読みたい本はさっさと読みきってしまい、億劫な本は無理して読まずにとりあえず返却し、目の前から積読の山を消し去るようにしたら、気が楽になりました。

 きっとこんなふうに分ければいいんだな。

 これは行けそうと思ったら、最後まできちんと終わらせる。ちょっとやってダメそうと思ったら、とりあえず一度手放す。今やらなかったらずっとできないってこともないのだから。今は今できることだけに集中すればいい。



 外国語もね、「これならできる」と自分で思える言語が一つもない。どれもこれも中途半端で、気づけば手には何もない。一言語でいいから「これはちょっと自信あり」な言語が欲しいなあ、って切実に思う。

 英語がもうちょっとできるようにならないかな、って、今また思っています。ちょっと頑張れば越えられそうな、今の自分にちょうどいいハードルを探してきて、きちんと越えたい。できるかなあ? できそうならやってみます。あんまり無理せず、様子を見ながら。





 今のわたしはうつ病ではないけれど(たぶん)、精神的に本調子とは言えず、できないことがたくさんあります。

 動くことはできるけれど、じっとしているのは怖い。口で言えても、文には書けない。日中ならできることが、夜はできない。一人だとできなくても、夫がついててくれればできる場合もある。

 面倒なことがひょいっとできることもあれば、些細なことが心の重荷になったりも。「これができるなら、これもできるだろう」という一般的な尺度は通用せず、意外なことがストレスになる。

 自分でも何ができて何ができないか、やってみるまで分からない。昨日できたからといって今日もできるとは限らない。逆もまたしかり。「これくらい」と思ってやったちょっとの無理が、あとから重いツケになって回ってくる。


 だから、いつも以上に慎重にできること・できないことを見極め、今できることを丁寧にやりたい。きっとその小さな達成が、確かな自信の核になってくれるから。




 それって、うつ病の人や、今のわたしだけに限った話ではないと思います。

 できることはきちんとやり、できないことは深追いせず、小さな自信を少しずつ少しずつ、時間をかけて広げ、育てていくこと。それは誰にとっても大事なことなのではないでしょうか。


 


 読了したツレうつ関連の本↓




 これから読もうと思っている本↓  まだ他にもあるかなー?






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2017/06/27 00:00

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