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zoom RSS 「ニューエクスプレス バスク語」 吉田浩美

<<   作成日時 : 2017/06/15 07:22   >>

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 「ニューエクスプレス バスク語」を読みました。バスク語に触れるのは初めてです。

 バスク語はスペインとフランスの国境付近で使われている言語。系統不明で、他のヨーロッパ言語とは似ていないようです。でも文字はラテン・アルファベット。パラパラめくってみたらなんとなく読めそうな気がしたので、チャレンジしてみました。


 読むのは会話スキットの見開きのみ。文法説明は基本的に読まない。練習問題もやらない。

 これはわたしが新しい言語に初めて触れるときのやり方です。とにかく飽きないうちに一度最後まで一気に読みきる。

 文法説明は極力読まず、実例から自分で推測する。

 ただ、これまでこの方法を適用してきた言語はインド・ヨーロッパ語族が多かった。つまり英語やフランス語からの類推が効く言語。

 そのやり方が、系統の異なるバスク語に通用するのか?!

 ・・・ドキドキでしたが、うん、まあなんとかなった^^。

 途中でお手上げ状態になることなく、とりあえず最後の20課まで読み切ることができました\(^〇^)/



各スキットを読む手順


1.まずはバスク語を読み、内容を推測

2.和訳で内容を確認

3.文の構造・文法規則、単語と意味の対応を推測

4.単語の意味が推測できない部分のみ、単語集を参照

5.20課全部読み終えてから(←ここ重要)、どうしても知りたいことに関してのみ、文法説明をチラ見



 たとえば以下は第一課の冒頭(16ページ)。ここは何が書いてあるでしょうか。推測してみてください。

Xabier: Kaixo!

Sae: Kaixo!

Xabier: Ni Xabier naiz, eta zu?

Sae: Ni Sae naiz. Urte askotarako!

Xabier: Bai, urte askotarako! Zu japoniarra zara?

Sae: Bai, ni japoniarra naiz.



 以下はわたしの推測です:


 Kaixo(カイショ)というのはたぶん「こんにちは」とかそんな感じの意味でしょう。第一課の最初だしね。

 そのあとXabierが Ni Xabier naiz、SaeがNi Sae naizと言っているのだから、たぶんこれはお互い自分の名前を言っているのでは?

 Urte askotarako!は状況からしてたぶん「始めまして」。

 japoniarraはスペルからしていかにも「日本人」って気がする。Zu japoniarra zara?は、「あなたは日本人ですか?」かな?

 Bai, ni japoniarra naiz.とSaeが答えているから、たぶんBaiは「はい」で、ni 〜 naizは、「わたしは〜です」だな。

 zuがもし「あなた」だとすると、eta zu?はand you(あなたは?)かな?


 ・・・とまあこんな感じで推測していきます。

 推測が合っているかどうか、和訳や単語集で軽く確かめます。




 課が進むにつれ、分からない部分が増えてきますが、ちょっと考えて分からなかったらすぐ諦めて和訳を見る。

 最初に読んだ段階で一課に一文だけでも推測できたらラッキー、知ってる単語が一つ二つ見つかっただけでも良し。

 いやほんと、全く何も分からなそうな文章の中に、知っている単語がほんの少しでも見つかると、嬉しいものです。

 挨拶や慣用表現が一つ二つ分かるだけでもすごく励まされる。ありがたいことに、どの課にも何かしら知っている単語がありました。単語を覚えようという努力は全くしませんでしたが、何度も出てくる表現は自然に覚える。

 他言語に助けられた部分もありました。接尾辞がついてたりするので、ちょっと分かりにくいんですが。スペイン語からの借用語かな?と思える語彙がありました。名詞はもとより、動詞もあった。もちろん活用は違うのですが、語幹が同じ。

 単語が一つでも分かると、そこから意味が解けてきて、じーっと眺めているうちに、「この文はなんとなーく、こんな意味かなあ?」と思えてくることもありました。



 課によってはほとんど和訳だけ読んでるみたいな課もありましたが、「分からない部分は深追いしない、単語を覚えようとしない」をモットーに、最後まで強引に読み進めました。



バスク語で発見したこと


 (※ この項はネタバレ(バスク語のしくみ)を含みます。ご自分で発見したい方は読まないように!)


 バスク語で面白いなあ、と思ったのは形容の語順です。たとえば「この素敵な家」は、英語だったらthis pretty houseで日本語と同じ語順、形容詞が名詞のあとにつくスペイン語やフランス語でも指示形容詞は名詞の前につくけれど、バスク語ではetxe polit hori(etxeが家、politが素敵、horiがこの)。

 あと、名詞の語尾がネコの目のように変わるーーー。単数・複数の違いだけでなく、どうやら格変化があるみたい。形容詞も変わる。名詞に性があるのか?と思いましたが、どうやら格変化のようです。

 一体いくつ格があるんだろうと思って文法をチラ見してみたら・・・、えっ? 16格?! あの格変化が多いことで有名なフィンランド語(15格)より多い!!

 造語法が垣間見られる部分もありました。lagun(友達)とlagundu(付き添う)、marrazki(絵)とmarraztu(描く)が一緒に出てきた。



 それより何より驚いたのは、男性にとってか、女性にとってかで、「兄弟」という語彙が異なること(anaiaとneba)。姉妹も異なる(arrebaとahizpa)。な・・・なんで??

 兄弟姉妹をひっくるめた語はまた別にあり、一つの課に兄弟とか姉妹という単語が5つ、おまけに従兄弟まで出てきて、もう何がなんだか・・・。

 

まとめ


 あー面白かった!

 難しいけど面白い。こういうの、わたしは「難面白い(むずおもしろい)」と呼んでいるんですが、ほんと、難面白かった。

 初めて触れる言語って、気負いが全くないから、純粋に、気楽に楽しめる。



 しかもバスク語で「こんにちは」と「Bai はい」と「Ez いいえ」が言えるようになったぞ。

 どうもバスク語は発音は難しくないみたい。文字の読みが一部特殊ではありますが。



 Kaixo! Zer moduz? こんにちは! 元気?

 Oso ondo, eta zu? とっても元気よ。あなたは?

 Ni ere ondo! わたしも元気です。

 Ni Usagi naiz. Eta zu?. わたしはうさぎです。あなたは?




 全く知らなかったバスク語で、これだけ言えるようになったんだもん、2時間の元は十分とれた気がします。
 


 

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 10日ほど前になりますが、「初級ロシア語 20課」を読みました。 ...続きを見る
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