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zoom RSS 夢の実現はめんどくさい

<<   作成日時 : 2017/07/20 11:34   >>

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 世界の絶景本にハマっていた頃、それに関連して世界一周旅行本にもハマりました。これもけっこうたくさん出ているんですね。

 何冊か続けて読んだら、「世界一周旅行者」のイメージが変わりました。


近頃の若い世界旅行者


 これまで世界一周というと、「会社を辞め、数年に渡り足の向くまま気の向くまま世界をさすらう」イメージを描いていたのですが、意外とそうでもないんですね。思いのほか、会社を辞めず、休暇或いは休職して行く人が多かった。

 休暇を取って行くからには、期日までに帰って来る必要があり、遅延は許されない。だから予め綿密なプランを練り、行った先ではきっちり予定に沿って行動するタイプのワールドトラベラーが意外と多い。旅の期間も案外短く、たった3ヶ月、というケースもありました。

 そしてみなさん、意外と妥協している

 「世界一周」なんていうと、なんとなく究極の夢っぽく、「100%の夢の実現」みたいに思えるじゃないですか。

 でも実際は、「本当は○○にも行きたかったけど、日程の関係で諦めました」と書いている人が多い。まあそりゃそうだよね、期間が決まっている以上、行きたいところに全部行くのは無理。



 近頃の若者って堅実だなあ、と感心しました。「夢を叶える」だけじゃない。「夢を叶えた後」のことまでちゃんと考え、現実と折り合いをつけている。

 中には企業にかけあって旅費を出してくれるスポンサーをつけちゃう人までいる。つまり旅自体をビジネスにしちゃうわけです。更にそれを足がかりに、帰国後、新ビジネスを始めたりなんかして。

 Spanisimoの有村さんなんかはその典型ですね。なんと彼はJICAをスポンサーにつけ、グアテマラでスパニッシモを立ち上げる。

 ・・・ま、そこまでいくと、世界一周トラベラーの中でも例外的存在でしょうが、夢をガッチリ現実に取り込んでしまう。たくましいですよねえ。



夢の実現はめんどくさい


 ・・・で。そういう世界一周本を何冊も読んで、わたしが世界一周に憧れたかというと。

 それが意外とそうでもなかった。そりゃま、ちょっとはいいなあと思いましたが、それ以上に夢を叶えるってめんどくさそうーーー!!と思った(笑)。

 だってそうでしょ。会社を「辞める」んなら、辞表を提出すれば済む。だけど会社を「休む」となったらそうはいかない。長期休暇をとるとなったら周囲に理解を求め、上司と交渉しなくてはならない。会社を辞めるより、休むほうがはるかにめんどくさい。わたしのように会社に勤めていなくたって、半年も1年も家を空けるからには、それなりに家族を説得しなくてはならない。


 ・・・めんどくさそ〜・・・ (´・ω・`)


 旅行中だって、期間が決まっているのとないのとじゃ大違い。「今日中にあれしてこれして・・・」と常に行程の進捗を気にしていなければならない。

 そういう体験記をいくつも読んだら、憧れる以前に、疲れちゃっって・・・。想像しただけで、なんだかお腹いっぱいになっちゃった。


 その経験が、ここに「お茶の間ワールドトラベラー」を生んだといえよう(笑)。いろいろメンドクサイ手続きを踏むくらいなら、日々の余暇をつなぎ合わせ、快適・安全なわが家で世界と繋がってるほうがラクじゃん?と思った。



100%の夢の実現は、ものぐさのなせる業


 「妥協せず、夢を100%実現させる」というのは潔く、なんとなく立派そうに見えるけど、実はものぐさのなせる業かもしれません。だって周囲との調整が要らないんだもの。それまで積み上げたものを全部捨てるのは、あとあと苦労するかもしれないけど、とりあえずその場はラクと思う。

 一方、夢を諦めるのも簡単。



 要は、「夢を実現する」「諦める」の二択じゃないんだと思う。


 なんとなく、

   夢を諦める=イージーゴーイング(簡単)

   夢を実現する=ポジティブ(難しい)

みたいな図式を思い描きがちだけれど、一番難しいのは「いかに夢を叶えるか」。

 夢と現実の間のどこかに、自分にとって一番よいバランスを見つけ、ギリギリ実現可能な範囲で実現させていくこと。それを本当の意味で「夢の実現」と呼ぶのではないか。

 そういう手続きを乗り越えるからこそ、夢の実現というのは尊いのではないだろうか。

 「100%の夢の実現」という響きはカッコよく、「妥協」というとなんとなくかっこ悪いけど、現実と折り合っていくのが実は一番手を抜かない、丁寧なやり方なんじゃないか。

 夢を実現する、諦めるの二択ではなく、その間にあるグレーゾーンで折り合いをつける。最近の若者ってしっかりしているなあ、と感じた世界一周本でした。


夢の試金石


 世界一周のイメージは近年、急速に様変わりしています。

 わたしが若い頃はまだインターネットもなく、世界一周というのはまさしく命がけの冒険でした。

 事前に日本で手に入れられる情報などほんの一握り。事前に予定を立てたくても立てられず、「行ってみての出たとこ勝負」にならざるを得なかった。

 送金や物流の方法も限られていたから、お金が尽き、その地で働いて食いつないだという話もよく聞いたものです。



 それが今では、世界一周航空券が手頃な価格で手に入り、旅行者の希望を実現可能なプランに仕立ててくれる旅行会社もある。

 世界の主だった都市には日本人宿があり、ワールドトラベラー同士、日本語で情報交換ができる。街で道に迷ったら、Googleマップが道を教えてくれる。行きづらい場所はオプショナルツアーを利用。安全に快適に移動できる。

 お金が尽きたらATMで下ろし、荷物が増えたら宅急便で日本に送ってしまえる。

 ・・・なんて便利! なんてお手軽! まさに隔世の感があります。


 世界一周は昔に比べ、格段にラクになったと言えるでしょう。望みさえすれば、世界一周自体は比較的簡単に実現できる夢となった。

 けれど今なお、夢の実現は非常にメンドクサイ。「夢の実現」それ自体は平易だったとしても、そこに付随してくる「現実との妥協という手続き」がメンドクサイ。

 そのめんどくささを超えられるかどうかが試金石なのかもしれませんね。面倒くさい手続きを踏めるかどうかで、夢への思いの強さが測れるのかもしれない。



 つまり、世界一周に憧れると言いつつも、面倒くささを嫌い、お茶の間ワールドトラベラーで満足できちゃうわたしは所詮、その程度だってことです。

 でもまあわたしだって、ある意味、現実と折り合いをつけながらうまく妥協した訳で、そういう折衷点を見つけられた自分に満足してはいます^_^。




画像
生後四ヶ月の孫です。
可愛いでしょ^^。婆バカだよーん^^




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