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zoom RSS 複数の言語を混同せずに喋る方法

<<   作成日時 : 2017/08/17 18:46   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 15 / トラックバック 0 / コメント 0

 先日取り上げたYoutubeのlangfocusチャンネルを主催しておられるポールさん、この方のマルチリンガルぶりはすごいです。

 一体いくつの言語が話せるのかは分かりませんが、少なくとも日本語で日本紹介をしている動画ヘブライ語を流暢に喋っている動画が上がっています。タガログ語を始めて3週間後にはこんなに複雑なことを喋っていらっしゃる。

 欧米のマルチリンガルは全く珍しくありませんが、実はスペイン語・イタリア語・ポルトガル語とか、フランス語・英語・ドイツ語など、母語と同族、或いは関係が深い言語の域を出ない場合がほとんど。「うん、すごいね」とは思うけれど、正直それほど驚きはしない。

 でもこの方は日本語、ヘブライ語、タガログ語という、母語である英語とは全く異なる、しかもそれぞれ系統が異なる言語に取り組み、成果を収めていらっしゃる。これは驚きです。

 とくに日本語。日本語が上手な外人さんを見ると、テンション上がるよね。孤立言語である日本語を彼らがそれだけ話せるということは、わたしら日本語ネイティブも他の言語をそれだけ話せるはず、ということだから。



 さて、そんなポリグロットの言語学習法関連の動画の中に「How to Speak Multiple Languages Without Mixing Them Up(複数の言語を混同せずに話す方法)」というのがあります。とても参考になったので、自分の現状を交えながらご紹介します。


How to Speak Multiple Languages Without Mixing Them Up


 「どうしたら混同しないか」、これはわたしがとっても知りたかったことです。なぜってわたしは混同しまくりだから。最近だいぶマシになってきましたが、やっぱり混同する。さっきも、英語で「同情的」(sympathetic)という単語を思い出そうと思ったら、スペイン語のsimpáticoとフランス語のsympathiqueが邪魔をして、どーしても思い出せなかった。

 でも、混同しないコツを教えてくれる人ってこれまであまりいなかった。「なんで混同するの? 混同するわけがない」でおしまい。そう言われるともう「生まれつきの才能の違い?」と思うしかなかったり。


混同しないための三つのコツ by ポールさん

 でもこの動画ではすごく納得のいくコツが語られています。

 その方法は3つ。

1、
to refine your pronunciation for each of the language.
(それぞれの言語で自分の発音に磨きをかけること)

2、
100% commitment
(一つの言語に100%専念すること)

3、
You imagine a scene that you associate with the language that you want to speak.
(喋りたい言語と結びついたシーンを想像する)

 1と2は今も心がけていること、3はかつてよくやっていたことだそうです。


1.発音に磨きをかける

 一番なるほど〜! と思ったのは1です。

I think a lot of what causes crossover between different languages is that you are using the same phonology or similar phonology for those languages.
(多くの場合、違う言語なのに同じもしくは似通った音韻体系を使っているから、交錯が起きるのだと思います)

という説明に、納得〜!

 そうなんですよね・・・。英語には英語の、アラビア語にはアラビア語の響きがあって、そこから外れなければ、混同しない。たとえフランス語とスペイン語のように、そっくりなボキャがたくさんあったとしても。さっきのsympatheticだって、simpáticoやsympathiqueが英語じゃないことはわかるんです。ただ英語の発音やリズムに乗り切れてないから、混ざってきちゃう。


 具体的な方法も語られています。
imagine that a particular native speaker is actually speaking through you.
(実は特定のネイティブスピーカーが自分の口を使って喋っているのだと想像する)

のですと!!

 たとえばポールさんはフランス語を話すとき、サルコジ元仏大統領が自分にのりうつって喋っているところをイメージするそうです。フランス語を習得するとき、サルコジのイントネーションをお手本にしたからだそうです。タガログ語の場合は、タガログ語話者の知り合いをイメージするそう。

 うーん、スゴイ。

 わたしもフランス語を話そうとすると鼻が若干長くなるような気がし、インドネシア語を話すときは逆に顔が短くなるような気がしたものですが、それをもっと徹底すればいいのかな? 今度からバクゼンとじゃなく、誰か特定の人を思い浮かべてみよう。


2.目の前にある言語に100%専念

 2の100%専念、これは難しい。専念した方がいいのは分かるんだけど、どうしても他の言語のことを考えちゃう。ロシア語やってても「このフレーズ、アラビア語でどう言うんだっけ? トルコ語だったら?」などと考えてしまう。で、気づくとロシア語そっちのけでいろんな言語の辞書引きまくっている。注意散漫なのよね。集中力が足りない。

 でもポールさんは、そういう専念を意識的に行なうらしい。

what you really need to do is just make a firm decision. OK, now I'm switching into the other language. I'm not going back to the old one, I'm walking through the doorway and I'm closing the door behind me.
(必要なのは固い決意なのです。よし、これから別言語に切り替えるぞ、前のには戻らないぞ、いま戸口をくぐり、後ろ手にドアを閉めるぞ、という)

 なるほどーー! 「注意散漫なのは性格だからしょうがない」とか言ってないで、意識的に切り替える努力をしてみよう。


3.「らしい」シーンの想像

 3の「喋りたい言語と結びついたシーンを想像する」というのは、やっている人多いんじゃないかな。実はわたしもやっています。フランス語をやる時にはまずシャンソンでウォーミングアップ、お洒落〜なパリの街角にいる気分になってみるとか。

 わたしが思い描くイメージはすごくベタ。しかもクラシック。外国人が日本に抱くフジヤマ・ゲイシャの世界に近いかもしれない。アラブといえば空飛ぶ絨毯、ラクダの隊商。ロシアといえばマトリョーシカ、トロイカ、ペチカ。そらもう、クラシックを通り越して、もはやファンタジーの世界(笑)。

 でもわたしにとって言語学習ってファンタジーなんだもの。おとぎの国。絵本の世界。きな臭い政治の現実を見たくてやってるわけじゃない。そういう自分なりの世界を極めるのもアリかも、と思いました。

 この方法は、ポールさんは今はあまり実践しておられないそうですが、わたしは極めてみようかなー。


混同しないための三つのコツ by ベニーさん
 
 ところで、有名なアイルランドのポリグロット、ベニーさんのブログFluent in 3 monthに、奇しくも全く同じタイトルの記事があったので、内容を比較してみます。

 ベニーさんのオススメは、

A.喋る練習を絶えず怠らないこと

B.母語のアクセントをできるだけ排除し、心も体もその言語のネイティブになりきること

C.心も体も、ある言語を話すことにつぎ込むこと


 ・・・あれ? ポールさんの方法と割と似てる?

 ベニーさんのBはポールさんの1に対応、Cは2に対応。

 やっぱり肝は、発音と集中力と、そして「なりきり」でしょうか。



 ポールさんの戦略は具体的で実践的なので、真似しやすい。早速試してみます。



画像




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