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zoom RSS ロシアアニメ「マーシャと熊(Маша и Медведь)」

<<   作成日時 : 2017/08/29 16:14   >>

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 ロシアのアニメ「マーシャと熊(Маша и Медведь)」 にハマっています。現在ロシアで放映中ですが、youtubeでも見られます。現在65話までアップされています。

 お転婆な女の子マーシャと、親切な熊のミーシャの友情物語です。・・・というか、マーシャがミーシャに一方的に迷惑をかけまくる話(笑)。




 ロシアアニメとして空前の大ヒットのようです。特に上の動画(第17話)は大ブレイクしたようで、同エピソードのアニメ専用チャンネルの視聴回数は23億回超!! 単純に、世界中のロシア語話者が一人8回ずつ見た勘定、もしくは地球上のインターネット人口の8割が一度ずつ見たことになります。すごすぎる・・・。

 ちなみに動画をアップしているのは、放送局の公式サイトです。キャラクター商品の売り上げも好調のようですが、放送局がyoutubeで稼ぐ時代になったんですねえ。ビックリ。ロシア語のほかに、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、アラビア語、中国語バージョンもあるようです(一部のエピソードのみ)。



ロシア語学習にぴったり

 一話7分程度なので、隙間時間にサクッと見られます。

 セリフが少なく(基本的に、マーシャしか喋らない)、ロシア語が全く分からなくても楽しめますが、一言でも分かれば嬉しい。

 主人公が子どもなので、同じ言葉をいつもしつこいくらい何度も繰り返します。別にロシア語の学習効果を狙ったわけでもないのでしょうが、ほぼ毎回、「今回はこれね」って感じの、何度も繰り返されるメインフレーズがあります。

 マーシャ定番のごく短いセリフもあります。чуть чуть(ちょっぴり)、Ух ты!(わあー!)、Ещё!(もっかいやって!)、Хочу! Хочу! Хочу! Хочу!(ほしい、ほしい、ほしい、ほしい!)とか。こういうのは覚えようと思わなくても覚えてしまう。

 最初の40話くらいまではロシア語字幕もつけられます。

 一度目はiPhoneで字幕をつけずに気楽に見ています。一話につき、丸ごと分かる文が一文でもあれば、大満足^^。

 二度目はパソコンで字幕をつけ、気になる文をノートに書き取りながら見ます。スペイン語を始めるきっかけとなったハイジ視聴のときと同じ要領です(ハイジは字幕ついてなかったけど)。

 子どものセリフなので、指小辞がたくさん使われています。初めて聞く単語だなあと思っても、指小辞を外して考えると、案外知っている単語だったり。

 辞書に載っていない単語もあります。たとえばсимпотненькийという単語。指小辞を除くとсимпотный。これも辞書に載っていない。実は大本はсимпатичный、それがよくあるミスでсимпотичныйと綴られ、更にсимпотныйへと進化した模様(wiktionary参照)。

 このсимпотненький、辞書に載っておらずとも問題なし。字面と状況から、わたしのようなロシア語初心者でも意味は推測できる。ロシア人ともなると、子どものやりそうな間違いだとすぐに分かり、思わずニヤニヤしてしまうそうです。そればかりか、今やマーシャの造語として、使われ始めているようです。

画像
「ミーシャと熊」用ノート。
その話のシーンを小っちゃなシールに印刷して貼っています。
こういうの→



ロシアの文化が学べる

 マーシャと熊のもう一つの楽しみは、ロシアの文化や風物が織り込まれていること。

 「マーシャと熊」という題名自体、同名のロシア民話を思い起こさせます。マーシャの装いも妙に古風で、丈の長いワンピースとスカーフといういでたち。それ以外にも、ロシアらしいエピソードがたくさんあります。

 第3話で子どもにプレゼントを配るのは、サンタクロースではなくマロースじいさん。マーシャは雪娘スネグーラチカに変身。クリスマスツリー(ヨールカ)にあかりを灯すときの定番表現も出てきます:
Ёлочка гори!
(輝け! ヨールカ!)

 第8話にはプーシキンの物語に出てくる願いを叶える「金の魚」が登場します。そしてマーシャはプーシキンの別の話に出てくる「金の鶏」をかたどった飴を手に入れる。

 第12話ではマーシャが、ソ連時代の防人の歌Три танкистаの一節を歌っています。今でも戦勝記念日に必ず流れ、ロシア人なら誰でも知っている歌だそうです:
На границе тучи ходят хмуро
(国境では陰鬱に雲流れ)
 

 第13話はかくれんぼ定番のセリフが聞ける:
Я считаю до пяти,
не могу до десяти.
Раз, два, три, четыре, пять!
Я иду́ искать
Кто не спрятался?
я не виноват!
(五つまで数えるよ、十までは無理
1、2、3、4、5! さあ探しに行くよ
まだ隠れていないのは誰?
見つかっても知らないよ)

 上記の第17話「マーシャとお粥」は、グリム童話の「おいしいおかゆ」をベースに、様々な言葉遊びが含まれているようです。たとえばкаша(お粥)には「騒動」の意味も。ロシアの方がこちらで解説(英語)してくださってます。

 ロシアでは子どもだけでなく、大人も見ているそうです。大人にも楽しめる仕掛けが施されているのが、人気の秘訣かもしれません。


 たった7分とはいえ、「この言葉はどんな意味だろう?」と思って動画を止めて辞書を引いたり、「これには何か出典があるのでは」と思って調べたりしていると、けっこう見ごたえがあります。

 先を急がず、一つ一つゆっくり楽しんでいけたらいいなと思っています。



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