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zoom RSS ソマリ語のつもりが・・・ uTalkアプリ使用感

<<   作成日時 : 2018/07/03 20:17   >>

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 前回の続き。ソマリ語学習のために導入したuTalk、そこで待っていたのは、めくるめく多言語の世界でした。

 今日はそのuTalkの使用感を書きます。


uTalkの仕組み

 前回も書きましたが、このアプリにはなんと140ものコースがあります。

 ・・・といっても、アメリカ英語、イギリス英語など、英語だけでも7コースあるんですけどね。それでもすごいことです。

 しかも一つの言語につき、63〜65単元ある。一単元あたり15〜40くらいの文例・単語があるので、被っているものを差し引いても、都合1500〜2000くらいの文例・単語に触れられることになります。ボリューム的に、BusuuやDuolingoの1コースとほぼ同じくらいかな。

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 各単元は6セクションに分かれていて、そのうち4つがクイズ。クイズによって難易度は違いますが、基本どれも耳で聞いた文のイメージ写真を選ぶタイプです。

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 文の読み上げは、女性の声と男性の声の両方で行われます。音はクリアーで抑揚もあり、聞きやすい。自分の声を録音してクリアするゲームもあるので、話す練習にもなります。


金か時間か

 無料アプリです。但し内部課金があります。安くはないです。一言語につき7800円かかります。課金していない単元にはロックがかかっており、無料なのは65課のうちの最初の1課のみです。


 でも地道にやれば、課金しなくても最後までコースを終わらせることができます。パーフェクトな成績で一単元クリアすれば、別の単元ロックを一つ外せる量のコインがもらえるのです。一つ一つ丹念にこなしていけば、新しい単元のロックを次々と外して進むことができます。


 つまり、新しい単元の内容を見たければ、お金か時間かどちらかが必要。課金するか、ひたすら地道に学びつづけるか。



 これは困りました。

 ソマリ語一つにそんなにお金をかけられない。ソマリ語をマスターしようなどという気はなく、ただたくさんの文例を見て、アラビア語と比較したいだけなのですから。数百円ならともかく7800円はちょっと・・・。

 さりとて時間もそんなにかけられない。新単元を一つ開くだけのコインを稼ぐのはかなり大変なのです。30問、50問、一つも間違えることなく連続正解し続けなければならない。そのためには数十の新出フレーズを完璧に覚えなくてはなりません。しかも同じ課から同じボーナスコインを受けられるのは一度きりのようで、何度も同じ課をやってコインを稼ぐことはできないしくみのようです。


コインを稼ぐ裏技

 しかし人間、困れば何かの方策を見つけ出すものらしい。

 すごい裏技を発見しました。

 コインは別の言語でも溜められることに気づいた。ならほかの言語でコインを稼げばいいんじゃない?



 最初の単元はお試しで、フレーズは15しかなく、比較的ラクに正解を連発することができます。なので既習言語で最初の単元をやり、溜まったコインは全てソマリ語のロック解除に投入することにしました。

 いやー、やりましたさ。最初の単元ばかり。英語8つ、アラビア語5つ、スペイン語3つ、フランス語2つ、ドイツ語2つ、シンハラ語、インドネシア語、トルコ語、ロシア語、フィンランド語・・・。

 それに加え、既習言語からの類推でいけそうな言語もやりました。インドネシア語に似たマレー語、スペイン語に似たイタリア語、カタローニャ語、ポルトガル語2種、エスペラント語、トルコ語に似たアゼルバイジャン語、ロシア語に似たウクライナ語・・・。まだまだできそうなのがありますが、今のところそんな感じ。ソマリ語の先の単元を見たい一心で、40近い言語でコインを稼ぎまくりました。

 ・・・というわけで、ソマリ語の単元を開きつつ、気づけばソマリ語というより、怒涛の多言語に・・・。


 最初の単元は比較的簡単なので、既習言語であれば一言語につきだいたい15分あれば終わらせられます。休息も入れると都合10数時間以上やりましたかね。早押しを要求される中、間違えちゃいけないと思うとすごい集中力が必要。でも面白かったです。

 既習言語とはいえ、ラクラク正解し続けられるわけではありません。語学力以外の力を要求されるからです。中でも一番大変なのが、最大六枚の写真を瞬時に記憶しなくてはならないこと。でもここが一番コインの稼ぎどころなので、これを外すわけにはいかない。

 やりかけたけれど途中で諦めた言語もあります。

 たとえばエストニア語。フィンランド語からの類推で何とかなるかと思ったのですが、そもそもフィンランド語自体の習熟度が低いので、これは時間がかかりそうと思い、ひとまず撤退。後回しにしました。

 あとソマリ語の近い親戚オロモ語。これは似ているという噂でしたが、ちょこっと見た限りではまったく類似性が見出せず、ひとまず諦めました。


発見したこと

 最初の単元だから「はい」「いいえ」「こんにちは」「さようなら」など、本当にベーシックな表現ばかりですが、意外といろいろ発見がありました。

アラビア語

 たとえばアラビア語。現代標準アラビア語、エジプト、アラブ首長国連邦、モロッコ、レバノンと5つやったのですが、モロッコとシリア方言ってけっこう違いますね。エジプト方言が身近に感じられました。

 ちなみにアラブ首長国連邦のアラビア語というのはフスハでした。現代標準アラビア語のほうがむしろ発音がちょこっとエジプト方言入ってたかな。この辺は作りの問題だと思います。

英語

 英語は、アメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語、カナダ英語、インド英語、コックニー、そしてスコットランド標準英語というのがありました。コックニー以外は似ていて、一つ新しい単語を覚えました。gent。イギリス英語で「紳士(gentleman)」の意味。イギリスでは男子トイレのことを「Gents' toilet」と呼ぶらしい。初めて知ったわー。

 しかしコックニー。これはマジ英語に聞こえない〜! しかものっけからスラングの嵐! fisherman's daughter(漁師の娘)って何のことだか分かりますか? 「水」のことですって。数字も独特。一は「lost an'won(勝敗)」、二は「bottle o'glue(糊の瓶)」、三は「North sea(北海)」。なんで?って思いますか? 単なる韻あわせです。語尾が同じ。ドーター&ウォーター、ウォン&ワン、グルー&トゥー、シー&スリー。ほら、語尾の発音が同じでしょ?

イタリア語

 イタリア語は「こんにちは」も「さようなら」もCiaoなんですね。答えを選ぶとき、「チャオ」と言われて選択肢が両方あったら、どっちを選べばいいんだろう?と思いましたが、その辺は考えられているのかな? 両方出てくることはありませんでした。

ポルトガル語

 ポルトガル語では、「ありがとう」が、話者の性別で違うんですね。男性が言う場合には「obrigado」、女性だと「obrigada」。それに気づいたのは、読み上げが男性と女性と二人いたからです。スペイン語でも「お会いできて嬉しい」が性別によって「encantado」「encantada」になりますね。男女二人で読み上げることにはこういう利点があるのかと感心しました。

日本語

 日本語は、数字の一のイントネーションがヘン。たぶん一、二、三と発音して、それを切り分けたのだと思います。「一」だけ言うときのイントネーションと、「一、二、三」と続けて言うときの「一」のイントネーションって違うんですね。一だけ言うときは、語尾を上げる。ほかに別の数字が続くときは語尾を下げるんですね。

一番面白かったナイジェリアピジン

 しかし40くらいやった中で、なんといっても一番気に入ったのはナイジェリアピジンです。これも英語に入るのかなー? そんなに英語と違わないのですが、なんというか独特のまったり感がある。例えば、イエスは「イエスぅぅー」、ノーは「ノぉぉー」と伸ばす。もう、音を聞いているだけで癒されてしまうー。

 あまりに素敵なので、もっと聞いてみたくて、ソマリ語に投入するはずのコインを使い、単元をいくつも開けてしまった・・・。


面白すぎて道を外れる

 60余りの単元のほとんどは、各言語共通なのですが、一つだけ、その国の特産物や食べ物、楽器や地名の単元があるのです。たとえばフィンランド語なら、ヨウルプッキ(サンタクロース)やサウナ、ヘルシンキなどが入っています。どの国の単元も、これだけはいずれ開けたい。もはやソマリ語はどうでもよく・・・はないけど、ほかの言語にも興味が出てきてしまった。触れれば、どうしたって興味を引かれてしまいますよね。


 ま、それに、ソマリ語の単元を20ほど開けてみて、これ以上開けても、あまり進展はなさそうだな、と思った。文例から言語の成り立ちを推測するのは、ソマリ語の場合無理そうだなと気づいたんです。なぜかというと、アラビア語に全然似てないから。

 言語の成り立ちを帰納的に類推していくのは、何年も言葉のシャワーを浴び続けるか、もしくは類似言語を知っている場合にのみ通用する手で、全く未知の言語相手にできる技ではないと、改めて思いました。

 ・・・いや、もうちょっとアラビア語に似てると期待していたわ。全然違うのね。もう文法からして全然違うっぽいです。

 詳しくは次の記事で書きますが、一言で言えば、「これは歯が立たない」と感じました。



uTalkの長所・欠点

 uTalkに話を戻すと。

 いろんな言語をかじってみるには最適なアプリかなと思います。多言語学習アプリは様々あれど、140言語がこれだけきちんと揃っているというのはなかなかないと思う。

 うまく使えば、課金しなくても遊べるし。あと、毎月1000円ちょっとで購読もできるようです。

 その場合どうなんだろう? たとえば最初の一月であらゆる言語のあらゆる課を全部開けてしまったとしたら、購読をやめても、その課は見られるんだろうか?? ちょっと試してみたい気もします^^;


uTalkの長所

 いいなと思うのはやはり、文を読み上げるのが一人ではなく、男女二人が読み上げるところです。性別による表現の違いが分かるだけでなく、ネイティブでも人によってけっこう発音が違うんですよね。時にはアクセントの位置まで違うことも。個人差が分かり、これは良い試みだと思います。

 単元の順番が決まっていなくて、ロックさえ外せば、どの単元でも好きなところをやれるのも良いと思う。興味のない単元は完全に無視でも構わないし、ロックを外せるコインの量も単元・言語によらず一律です。


uTalkの欠点

 いまいちなのは、文例や単語の選び方です。「はじめまして」とか「お元気ですか?」「元気です」など基本中の基本の例文がない。その割に「こんな単語使うのか?」と思えるようなスポーツ関係の単元・単語がやたらと多い。フリスビーなんて単語、覚える必要あるかなあ・・・。

 あと、Busuuのような文法説明は全くなく、Duolingoのように積極的に文法を推測させようという工夫もないので、全く初めての言語をこれで習得しようというのはまず無理。あくまで既習言語のおさらいか、今回のソマリ語のように感触をつかむ、もしくはナイジェリアピジンのように聞いて楽しむ、というサイドディッシュ的な使い方が向いているアプリでは、と思います。


まとめ

 まあ1500-2000くらいの文例・単語を用意し、それを各言語に訳してネイティブの男女二人に読み上げてもらう、という単純な構成だからこそ、これだけの言語が網羅できたのだろうから、贅沢を言ってはいけない。

 ものは使いようですね^^。

 欠点もあるけど、わたしとしてはけっこう気に入った^^。まだまだ遊べそうです。

 
 つづく。


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