わたしにとっての外国語検定



先月に受けたドイツ語検定の合格通知が来ました。よかった! 受かってた! 自己採点通り、82.14%の得点率でした。今日は「ドイツ語で分かったことその3」、わたしにとっての検定試験の位置づけについて書きます。



 子どものころから外国語に並ならぬ興味を持っていましたが、学ぶほうはサッパリでした。興味はすごくあるのに、一体何をどう学んだらいいのか分からない。学習のどこをどう面白がればいいのかも。

 ところが6年前、フランス語で初めて、外国語を学ぶことに一応の成功を見ました。初級文法を一通り終え、語彙も2~3千くらい覚えた。先生についていたわけではないので、おそらく発音はメチャクチャ。それでもなんとなく、手に汗をかきながら一生懸命頑張れば、世間話ができるようになりました。

 外国語学習の右も左もわからなかったわたしに道を示してくれたのは、検定試験(仏検)でした。仏検が、今なにをすべきか、まずどんな単語を覚え、どんなことに気をつけ、何を理解すべきかを教えてくれました。

 半年ごとに5級、3級、2級と受けました。遠くに見える検定試験の灯りが「ここまでおいで」と誘ってくれる。だからこそ、そこまで行かれました。もし検定試験がなかったら、今なおスタートラインに立ったまま、「興味はあるんだけど~~~」と言っていたと思います。

 フランス語で味をしめ、その後、他の言語も検定試験に引っ張ってもらいました。幸いなるかな、検定試験のある言語。フィンランド語では検定試験がない心細さを味わいました。

 わたしの外国語学習は常に検定試験と共にあって、今回ドイツ語に触れたのも、独検を受けようと思い立ったのがきっかけです。



 6年前からただ同じことを繰り返してきただけ。「言語を学んでこう活かしたい」といった長期的な目標は持たず、ただただ楽しいから、検定試験をペースメーカーに、いろんな言語に触れ続けてきました。

 でも人間、少しは進歩するんですね。最近、目標とか目的というほどではないにせよ、「こうなれたらいいな」というぼんやりした憧れが見えてきました。

 具体的に言うと、

 1.読みたい本が読めるようになりたい

 2.自分の言いたいことが言えるようになりたい

の二つです。

 とはいえ、そんなに難しい本を読みたいわけではない。わたしは児童文学が好きなので、小学校高学年くらいの子が読む本が普通に読めたら、どんなにいいかと思います。

 言いたいことというのも、そんなに高尚な話をしたいわけではない。いつも日本語で友達と話しているような、ごく当たり前の世間話が、外国語でも気楽にできたらいいなあ、と思う程度です。

 つまり、日本語でいつもしていることを、外国語でもやれたらいいな、ということ。



 そういう目標(?)ができた上で、検定試験に向き合ったのは、今回のドイツ語が初めて。そこで発見したのは、わたしが目指す方向の路上に、ぴったり検定試験が乗っている、という事実でした。

 これ、びっくりした!!

 びっくりしました。なんて偶然なんだろう、って。

 だってそうでしょ、言語を学びたい理由は人それぞれ。仕事で使いたい人もいるだろうし、たとえば世界中の人と友達になりたい、というような、大きな夢を持っている人だっているだろうし。ちなみにわたしには、世界平和のためにアラビア語を学んでいる友人がいます(驚)。

 だから検定試験もそういうニーズを反映して、ビジネス向けの語彙が問われたり、世界平和仕様の試験問題(一体どんなん・・・?)が編まれていたとしても、なんの不思議もないわけです。

 でもこれまで受けてきた検定試験は、英検も仏検も独検もアラ検もイン検も、み~んな、子どもの本が読みたい、世間話がしたいわたしにとっても興味のある話題が多かった。とりたててビジネスに特化していたり、世界平和に特化してはいなかったような・・・。

 尤も、わたしがこれまで受けてきたのは割と下のほうの級だからかもしれませんが。上位級はまた違うのかもしれない。それにわたしとて、別にビジネスにも世界平和にも全く興味がないってわけでもないしね。

 今回の独検の長文読解は、「統計的に、11月生まれの人が一番長寿で、5月生まれの人が一番短命」という内容で、面白かった。え、本当?って思った。

 2つの中文読解のうちの1つは、「トルコ内に、今も古代ギリシャ語に近い言葉が話されている集落がある」という内容。これなんかはもう、わたしの興味にドンピシャリでした。



 更に今回、ドイツ語検定の過去問題集で分かったことがあります。

 実はこの独検の過去問集には文句を言いたいことがある。だって級ごとに纏めればいいものを、2級・準1級・1級の抱き合わせ販売なんですよ!! 準1級はまだしも、1級なんて一生受けるような気がしないのに!!

 しかも値段が3700円くらいする!! 2級の過去問2回分を手に入れるのに、3700円! 小心者のわたしなんか、2回では不安だからと2011年版2010年版と、2冊買いました。なので7000円以上の出費;; 上位級の問題が含まれているので売って処分するわけにもいかず、これはもう神棚に祭って家宝にするしか・・・。

 もうほんと、信じられない!! いまどき抱き合わせ販売とか!!

 ところが、その過去問集の解説がね、良かったんです。悔しいけど、良かった。

 実は、小心者のわたしは、ほかにも2級問題集を購入していて、これがまた、コノヤロウ!なことに、半分以上が過去問で構成されていて、7000円のお宝過去問集とかぶった内容だったのですが(怒)、同じ問題の解説でも、過去問集とは異なっていました。

 問題集のほうは、わりと問題を表面的に受け止めている。たとえば「ある一つの文を、どこできって読むか」という区切り問題では、「文の構成がこれこれこういう場合には、こういうところで区切って読みます」のように、区切り方についての解説でした。

 ところが過去問集は、「この文章はこういう構成だから、ここで区切る」というようなことが書かれている。これを読むと、その問題は区切り方の技術を問う問題じゃなく、文章の骨格が理解できているかを問う問題なんだ、ということが分かる。修飾語に惑わされることなく、きちんと文章の骨格を把握した上で、その文章が正しく読めるかどうかが問われているんだ、と。

 そういう、問題の意図が透けて見えるような解説を読んで分かりました。独検が問うのは小手先の技術ではなく、基礎的な体力なんだ、と。

 独検に限ったことではなく、検定問題集は実際の検定試験より難しい場合が多い。なぜかというと、問題集では割と例外を問う問題が多いからです。実際の検定では、規則を問う問題が多い。つまりそれは、例外よりも、まずは規則をしっかり身につけろ、というメッセージではないか。

 きちんと向き合わず、手慣れた風を装ってどっかで覚えたパターンに当てはめ、ラクして解こうとすると、出題者が仕掛けたワナにひっかかってしまう問題もある。それはただのひっかけではなく、人の話は真面目に聞かなきゃダメだ、というメッセージではないか。

 検定で問われるのは今後読んだり喋ったりする上で大事なことばかり。だから、こういうことがきちんと分かる自分、できる自分でありたい、と思いました。だからこそ、何としてでも受かりたいと思いました。

 だから合格が分かった今、すごくうれしい! この合格は、一里塚を通過した証、つまり憧れに着実に近づいた証だと思えるからです。



 ただ、今後も独検を受け続けるかどうかはわかりません。そんなに高度な語学力を目指しているわけではないわたしにとって、準1級や1級は、オーバースペックかもしれないからです。

 でも、他の言語では、また検定試験にお世話になると思います。

 実は3月に中検(中国語検定)があるんです^^。中国語は難しくて、なんだかよくわからない。でももしハマれそうな兆しが見えてきたら、また検定試験に助けてもらおうと思っています^^。




ドイツで出くわした陶器市。記念すべきわたしの陶器市デビューでした。



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