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zoom RSS まさかの無線綴じ!!

<<   作成日時 : 2018/09/04 20:33   >>

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 さっき久々に紀伊国屋の辞書売り場をウロウロしていたら、すんごいショックなことがありました。

 これです↓

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 今年出たばかりの小学館の辞書です。プログレッシブといえば、王道中の王道ですね。

 でもそれが・・・その王道の辞書が・・・なんと糊付けだった・・・!! 糸かがり綴じではなく、無線綴じ製本なのであります・・・!!



 お隣りのタイ語辞書のコーナーもチェックしたら、なんと昨年出たタイ語のプログレッシブも無線綴じだった・・・!! 小学館、このまま辞書を次々に無線綴じ化していくつもりでしょうか??

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 はあああ・・・・。すごいショック。しばらく立ち直れそうにない・・・。

 大出版社が辞書を無線綴じ・・・。ついにここまで来たか、って感じです。まだ薄い本ならともかく、辞書ですよ、辞書。1000ページ以上もある辞書。それを無線綴じにするって・・・。すぐページが閉じちゃう。

 糸とじのほうがコストがかかるのは分かります。少しでもコストを下げたい気持ちも分かる。

 でも。だからといって1000ページ以上もある辞書を無線綴じにするセンスは、全くわたしには理解できない。

 無線綴じにするといくらコストを下げられるのか知りませんが、ちょっとやそっと安かろうが、内容が良かろうが、使いにくかったら意味ないじゃないですか。


 しかも。アマゾンの書評で誰もそのことに文句を言っていないという事実に再びガクゼン。

 みんな辛抱強いなあー。無線綴じでも誰も文句言わないんだー。これを使い続ける自信あるんだー。こんなチープな製本に5000円出しても惜しくないんだー。

 わたしとは根性が違うなあ。感心しちゃう。でも見習おうとは思わない。だってわたしは趣味でやってるんだもん。快適でなくちゃ嫌。ガマンなんかするもんか!



無線綴じの辞書は、他にもあるにはある

 これまでも無線綴じの辞書というのも、あるにはありました。その多くは海外の辞書。廉価版のペーパーバック英英。オクスフォードとかロングマンとか。

 そういえば英⇔アラのハンスヴェーアも今は無線綴じ。昔はちゃんと糸綴じだったようですが。

 国内で言えば、国際語学社の「辞書」は無線綴じでした。いつの間にか倒産して店頭から消えましたが。


 辞書ではありませんが、白水社が単語集を無線綴じにしたときはショックでした。辞書に比べると、薄い単語集なら無線綴じでもまだ使える。それでも当時も「日本の不況もここまで来たか」と思いました。コスト削減のためにはここまでしなくちゃならないのか、と。


 いまわたしが愛用している白水社のロシア語単語集は1983年に出たものです。まだロシアがソ連だった頃の単語集。おかげで単語の選定が古いです。IT関係の単語など載っているわけもなく、楽しいことも一切なし。「вечеринка(パーティー)」も「дача(別荘)」も「свадьба(結婚式)」もなし。代りに「товарищ(同志)」「колхоз(集団農場)」「комсомол(共産青年同盟)」など、社会主義時代の香ばしい匂い漂う素敵な単語集です(笑)。

 2009年に出た新版は単語のチョイスが刷新され、しかもCDつき。その点は魅力でしたが、わたしは古いほうを探して買いました。中古でも決して安くはなかったですけれど、迷いはなかった。なぜなら旧版は糸かがり、新版は無線綴じだったからです。


・時代遅れな単語チョイスだけど、糸綴じ・ビニールカバー・二色刷の旧版。

・現代的な単語チョイスでCDつき。でも糊付け・紙カバー・一色刷の新版。

 この比較だと、わたしは迷わず旧版を選びます。だって載っていない単語は自分で余白に足せばいいし、覚えたくない単語は無視すればいい。CDがついてなくても、音ならいくらでも他のツールで聞ける。

 でも糊付けの本を糸とじにすることはできない。印刷も、一色刷なら一色刷で、シンプルなままにしておいてくれれば、自分で色をつけるなりなんなりするのに、この新版は重要単語に網掛けなどという余計なことをしてわざわざ読みづらくしてくれているので、どうしようもない。



 辞書や単語集というのは相棒だから、まずは使いやすくないと困る。どんなに内容が良くても、形式がダメだと使えない。

 たとえばインドネシア語で言うなら、上のプログレッシブより下の三修社のほうがはるかに心惹かれます。

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 この本は「辞典」といいつつ、用例も全くない、単語を並べただけの「単語集」です。内容の出来に関してはプログレッシブには全く及ばない。

 でもわたし的には、もしどちらか一冊買うなら、小学館のプログレッシブじゃなく、絶対こっち。だって三修社のほうはもちろん糸綴じだし、薄めで軽く、文字も二色刷で読みやすい。こっちのほうが圧倒的に使い勝手が良いからです。足りないところは自分で補えば良い。用例なんて今はいくらだってネットで集められるじゃないですか。これならわたしの相棒たりえる。



 繰り返しますが、糊付けの本を糸とじにすることはできない。本は、ユーザが自分ではどうにもできない部分こそ、大事に丁寧に作って欲しいと思います。


 それとも、コスト削減のためには糸かがり綴じさえ諦めなくてはならないほど追い込まれているのでしょうか・・・? 小学館、白水社、経営大丈夫ー?


ノスタルジー

 インターネットの発達により、外国語の学習環境は、昔とは比較にならないほど豊かになりました。今は何の苦労もなく、すぐ手の届くところに外国語がある。

 でも。昔は辞書や単語集はもちろん、テキストだって文法書だって、糸綴じのハードカバーが普通でした。机の上に何もかも開きっぱなしにしておき、翌日はまたすぐ同じページから取り組めた。

 古き良き時代の糸とじの本を見ると、「昔は良かった」とノスタルジーにかられます。



画像
愛用の白水社の単語集。
左上からフランス語、ドイツ語、ロシア語。
こんな風に開いたままにしておけるのは糸綴じだから。
この芸当は無線綴じにはできない。



画像
無線綴じのロングマン。これは夫の。
あたしゃこんなのは使いません。
でもこの辞書はまだバランスが良い方。
普通はこんな風にさえ置いておけない。





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