そろそろ無理?

あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします


 ええっと、いま書きたいことがいくつかあるので、順に書きます。

Du Chinese


 まずはDu Chineseのこと。昨年の今頃、この中国語学習アプリが気に入り、1年間の有料会員を購入しました(過去記事参照)。そしたら今年も「$62.99の購読料が支払われました」というお知らせが・・・。

 購読を長期に継続する気はなく、自動更新はとっくに切っておいたつもりだったのでパニクり、慌てて「今年は購読するつもりはありません。返金をお願いします」という返信を送りました。

 そしたら翌日「返金の手続きをとりました」というお知らせが届き、ホッとしました。

 実はねえ、ちょっと疑ってしまっていたのです。日本の会社ならまだしも相手は中国だし、返金の要請など素っ気なく無視されるか拒絶されるのでは?と。なんなら「自動更新が切ってあったのに課金してきたのかも」とさえ思い、ステイタスの確認までしてしまった。

 でも実際には自分が自動更新を切り忘れていたようで、しかも翌日には快く(いやほんと、返ってきた文面が「Of course! 」から始まっていた😊)返金してくれた。疑って申し訳なかったです。

 この一件でますますDu Chineseに好感を持ちました。しばらく中国語はお休みしようと思うので今は無料会員に戻りますが、中国語を再開する際にはまたお世話になろうと思います。


カール・レイモン物語


 年初早々、三冊本を読みました。テーマは全部同じ。函館のカール・レイモン夫妻に関する本です。友達が面白いと勧めてくれたのがきっかけです。

 読んだのは、読んだ順に以下の三冊です。

大きな手大きな愛 “胃袋の宣教師” 函館カール・レイモン物語

レイモンさんのハムはボヘミアの味

レイモンさん 函館ソーセージマイスター

 友達が勧めてくれたのは三冊目ですが、この本は出たばかりで図書館に入ってなかったので、図書館にあった最初の二冊を先に読みました。

 レイモンさんはボヘミア出身のハム職人で、日本人のコウさんと駆け落ち結婚した人です。その後コウさんの家族に結婚が認められ、生涯のほとんどを日本の函館でハム職人として過ごしました。

 最初の一冊目はハム職人としてのカール・レイモンに焦点を当てて描かれていました。

 二冊目はもう一つの顔である「汎ヨーロッパ主義者」としてのカール・レイモンに重きを置き、なぜ彼がその思想に至ったのかを説明するため、当時のヨーロッパの情勢や、彼の故郷であるボヘミアの歴史的背景が詳しく書かれていました。

 三冊目はレイモン夫妻の夫婦にありようがテーマかなと感じました。例えば一冊目では全く触れられず、二冊目では曖昧にしか描かれず、コウの勘違いともとれたレイモンの裏切りが、三冊目では山場となっていました。

 この三冊は書き方も違い、一冊目は子供でも読めるよう平易に書かれたレイモンさんの伝記、二冊目はコウを語り部にしているものの、コウに直接話を聞いて書いた訳ではないので、どこまでが事実かは不明、三冊目はレイモンさんをモデルにした小説で、かなり創作が含まれているものと思われます。細かい部分では三冊の記述が互いに食い違っていたりもしました。

 三冊読んで良かったと思います。読んだ本で刷り込まれた事実やモノの見方がまた別の本で覆される。一冊読んで食事時に「こうだったんだって」と夫に話したことが、翌日別の本で覆される。人に間違った知識を植えつけてしまったかと責任を感じて修正したりなんかして。正直「どっちが本当なの?」と自分自身もイラッとします。でもまあ「良書」というのは「それ一冊読めば事足りる本」ではなく「また別の本が読みたくなる本」だとも思うので、そういう意味ではどれも良書でありました。

 特に二冊目は、これまでチェコに抱いていたイメージも覆してくれました。それはすごく良かったと思います。

 チェコというとこれまで「ドイツやロシア(ソ連)といった大国に翻弄された(かわいそうな)小国」という被害者的なイメージで、チェコが加害者になるところは想像できなかった。

 けれどレイモンさんの生まれ故郷カールスバードという街はボヘミア地方の周辺部にあたり、何世紀にも渡りドイツ語を話す住民の街で、政治的にもオーストリア・ハンガリー帝国に属していましたが、第一次世界大戦を契機に帝国が崩壊すると、独立を勝ち取ったチェコスロバキアに組み込まれ、この小国は領内のドイツ人に対して牙を剥いたといいます。チェコ語を押し付け、ドイツ系住民の自治運動を弾圧した。かつてハプスブルク家がチェコ人にしたことを、この小国はそっくりそのままドイツ系住民に返したのです。

 大国が小国を力でねじ伏せれば、その小国はもっと力の弱いものを同じやり方でねじ伏せる。大国の重圧に長年耐え忍んだ国なら他人の痛みが分かるだろうなんて思ったら大間違い。自分がされて嫌なことは人にしないなんて道徳は政治の世界では通用しないのだと思い知りました。

 とまれ、細かい部分がさっぱり分からず、おのれの基礎知識の欠如を痛切に感じたので、早急に近代ヨーロッパ史をおさらいしようと思います。


そろそろ無理


 今年は夫が還暦を迎えます。そのせいか二つ年下のわたしも昨年あたりからめっきり年をとったような気分になっています。

 レイモンさんの本を読み始める前もそうで、しばらく本を読んでなかったこともあり「最近視力が衰えたし、文字を追い続ける気力もなくなってきた。そろそろ読書は無理かも」と思いました。

 まあ実際は読み始めたら面白くて止まらなくなり、読み終えた今となっては「50代で『そろそろ読書は無理』はいくら何でも早すぎだった」と笑えるのですが、読むまでは本当にそんな気がしていました。

 昨年、中国語検定を受けたときもそう。「そろそろ検定試験は無理なんじゃないか」と思って尻込みしました。でもここで受けなかったらもっと無理になってしまう気がして、だからエイヤッと申し込んだのです。そしたら結果は上々。「そろそろ無理」じゃないことが自分に対して証明できました。

 しかし何事につけ、ことほど左様に「そろそろ無理」と思ってしまいがちなのは確か。特にしばらくやっていないことは「前はできたけど、今はもう無理なのでは」と思って尻込みしてしまいがちなので、昨年の検定試験や今回の読書のように「まだまだ行ける」証拠を意識して積み上げ、且つそれを記録しておこうと思います。
 
 いまブログを書いているのもそういう理由からです。ブログも書かないでいると、だんだん書けない気がしてくるかもしれないし、今回の読書を記録しておかないと、読んだという事実を忘れてしまうから。レイモンさんを読む前の「しばらく本を読んでなかった」というのだって、その「しばらく」というのが一年以上のことなのか、ほんの数ヶ月のことなのか、全く覚えていないのです。最後にいつ何を読んだか覚えていないので。だから今回はちゃんと記しておこうと思ったのです。

 たかが読書や検定試験を「そろそろ無理」と思うのはまだ早すぎるにしても、徐々に老いていくのは確かです。今年は今までのやり方を少しずつ変え、弱くなった部分を経験など他の強みで補う戦略を整え始める年にしようと思います。

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働き者の小人たち







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