RとL

 ああああ、昨日書いた記事を読み直して、やっぱり自己嫌悪 何が言いたいんだか、サッパリ分からない。わたしって構成力に呪われているかも~~。

 ・・・って、結論も考えないままに書き出すからいけないのよね。書いているうちに結論が見えてくる、って感じ。


 というか。結論が分からないからこそ、書いているんですが。結論を知るために、書く。

 だから結論は時に、記事を書き出したときには思いもよらなかった素っ頓狂なところに見つかって、最初の書き出しと結論のトーンが食い違っちゃってたりする。

 昨日の発音に関する記事も、なんかそんな感じ。徒然なるままに硯(パソコン)に向かひて、よしなしごとを書き連ねてみたら・・・・・・、あんなんなっちゃったのよー・・・。


 でもブログってそんなもんだよね? そんなものでいいんだよね?

 もともと下書きのつもりで始めたんだから。メモなんだから。あんまり考えすぎると書けなくなってしまう。

 書かずに通り過ぎてしまうよりは、訳わかんなくても、とりあえず書き残しておいたほうがマシ。



 ・・・うん、そうだ。きっとそれでもいいんだ。

 (・・・と、また最初とトーンの変わった結論を出してみる





 でもhimaさん、ゴメン。言いたかったことが全然書けてないや。だからここで、もう一度書き直してみます。


 わたしがhimaさんの今回の記事で一番すごいと思ったのは、「見えない」ものを「見せよう」、「聞こえない」ものを「聞かせよう」とする努力です。

 母音の無声化についてはちょっと難しいので、ここではひとまず「長母音」に絞って書きます。

 たぶん中国語には長母音がないのでしょう。中国語ネイティブには「音を伸ばす」という感覚が分からない。だから日本語で「がくせい(学生)」と言おうとすると、「がくせー」ではなく、「がくせ」になっちゃう。

 himaさんは、「私の耳には聞こえています」と言うことによって、「そこに、あなたの知覚できない何かが存在するんだよ」と伝えようとする。これがわたしには「ゼロの発明(発見)」のように思えました。


 ゼロがないと、15と105、或いは150との区別がつかない。昔々インドでゼロが発見されるまで、きっと人々は、何か違うと思いつつ、何が違うのか分からなくて困っていたんじゃないかと思う。

 そこにゼロの概念が登場して、その概念がインドから世界中に広まって、やっと人間は、そうか、「ない」という存在があるんだ、と気がついた。


 一度そういう概念を体得してしまうと、「ない」と思っていたものが「見える」ようになるから不思議。人間はゼロの概念に慣れ、位取りを自由に操ることができるようになった。

 だから中国語ネイティブも、himaさんには聞こえるという「無」に耳を澄ませ、経験を積み重ねればきっと、短母音と長母音の違いが分かるようになるはず。

 himaさんの生徒さんが早く、長母音の概念を体得されることを心よりお祈りいたします。



 ・・・って、会ったこともない人の語学成就をなぜ祈るかというと。その祈りはそっくりそのまま、自分に跳ね返ってくるからです。

 わたしにも、知覚できない外国語の音がたくさんある。

 たとえばRとL。いまだにこの違いが聞き取れない。

 言い分けることはできる。スペルや発音記号をみて、RはR、LはLの口で発音すればいいから。

 会話で困ることもほとんどない。rightとlightが同じに聞こえたところで、文脈で判断できるから。同音異義語だとでも思っておけばノープロブレム。

 だから現実問題としてそれほど困ることはないし、相手に気づかれさえしない。DMMの先生方に「RとLが聞き分けられない」と言うと、「え、だってちゃんと言い分けられてるのに?」と驚かれる。

 でもRとLが聞き分けられないのは、実はすごいコンプレックスで、いつかこれが聞き分けられるようになったらいいな、と切実に願っています。



 モノの本によれば、日本語ネイティブがRとLの違いを切り捨てるのは1歳未満のときだそうです。

 つまりわたしにとっては、半世紀前に切り捨てた感覚。今となっては全く「見えない」「知覚できない」その感覚を、はたしていつかまた「見える」形で取り戻すことができるのかどうか。

 「見えない」ものを「見る」には、一体どうしたらいいのか。

 ずーっとそれを考え続けています。

 ある先生は、「RかLかは、犬っぽいかどうかで判断しろ」というアドバイスをくれました。Rの音はgrrrrrrr という犬の唸り声そのもの。だから「犬っぽければR」だと(笑)。

 なるほど、と思い、以来RとLで迷うと、ドギー感があるかないかを考えるんですが、まあ、なかなか一筋縄ではいかないようです。

 でもこれも「見えないものを見ようとする工夫」の一つ。教えてくださった先生にとても感謝しています。





 ・・・うーん、こんなところかな?

 また明日これを読み返すと、「あ”ー」とか思うのかもしれないけれど。

 ま、いっか。


 
犬
R音の持ち主。
 
 

 

 


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  • 聞き分けられないとはどういうことか

    Excerpt:  ここ数日、RとLのことばかり考えていました。先週、「RとLが聞き分けられない」と書いたのがきっかけです。 Weblog: うさぎメモ@多言語に夢中 racked: 2014-11-05 23:15