アラビア語脳を取り戻せ!

 通訳案内士の試験前だというのに、ここ10日ほど、英語そっちのけでアラビア語をやっていました。アラビア語でインタビューをする係を引き受けてしまい、テコ入れせざるを得なくなったのです。

 最近のわたしのアラビア語といったら、それはそれはひどい状態。このままでは役目を果たせないと思い、アラビア語脳を取り戻そうと、毎日50分の英会話スカイプレッスン以外、可能な限りアラビア語漬けになっていました。

 ところが結局、インタビューは当日になって延期という、アラブ相手にはよくある展開(涙)。一体何だってこんなタイミングにアラビア語なんかやってたんだか・・・。これで通訳案内士に落ちでもしたら、泣くに泣けない;;



 でも10日間アラビア語脳を取り戻すために試行錯誤し、「短期間に効率よく外国語脳を取り戻すには何をしたらいいか」を探る、よいチャンスになりました。


 ・・・と考えて、溜飲を下げることにしよう。




 具体的には、こんなことをやりました。(やった順)



 最初はアラビア語ニュースを聞くことから始めました。ちょうどパリのテロが起きた頃で、ニュースはテロ関連一色。同じニュースを繰り返し聞き、理解した内容が合っているかどうか、新聞で確認しました。

 久々にiPhoneアプリFLNewsを使って聞きましたが、スクリプトが表示されなくなっていたのが残念。スクリプトなしでニュースを聞くのはハードルが高すぎ、一日でギブアップ。もっと簡単なところから始めることにしました。




 これならニュースよりだいぶラクかなと思い、最初はiPodで聞きました。

 でもこれも、わからない単語、多すぎ!!

 忘れているのもあるでしょうが、もともとこの本はわたしの手持ちのボキャとズレが大きいんだったと思い出し、今回みたいに時間がない場合、知っているボキャを強化するほうが得策かなと思い、一度聞いただけでやめました。動詞だけは軽くテキストを読んで確認しました。


3.アラビア語動詞用例集(宇山誓子・ザルイ・マブルーカ著 絶版)


 これはけっこうよかったかな。以前に何度かやった本だし、けっこう自分のボキャとマッチしているので。動詞だけ、というのも良かったと思います。アラビア語は動詞が命。動詞さえ分かればなんとかなるので。

 例文を含めて一度読み、記憶があやふやな単語には、あやふや具合に応じて3色の付箋を貼りました。

1.うろ覚え

2.習った記憶はあるが、覚えていない

3.全く記憶にない


 約360語(重複を含め)のうち、4分の1くらいにいずれかの色の付箋がつきました。

 二度目からは、だいたい覚えている単語(付箋なし)と、全く記憶にない単語(ピンク)は無視し、黄色とオレンジの単語だけ見るようにしました。


4.Duolingo


 Duolingoはトル英コースを1日5分続けていましたが、トルコ語が邪魔になってきたので、アラ英に乗り換えました。

 iPod touchに載せられるアプリのバージョンにはアラ英がなかったので、最初はパソコンで。でもPC版アラ英、不便!! アラビア語キーボードと英語キーボードの切り替えがすんごい面倒~!

 そこにちょうどiPhone6購入。これで一気にラクになりました。Duolingoアプリの最新バージョンにはアラ英がある上、アプリがアラビア語キーボードと英語キーボードを、必要に応じて切り替えてくれる♪

 結局、全体の3分の一くらい終えました。


5.Busuu


 Busuuもアラビア語コースを始めました。これは4日間くらい集中してハマり、A1からA2の後半までやりました。

 作文もせっせと提出。13書きました。これはよかったと思う。アラビア語で考える習慣ができました。

 会話の録音は24回やりました。でもこれはあんまり効果がなかった気がする。


6.インタビューの下準備


 インタビューをするはずだった前日、質問の内容をアラビア語で書きました。Busuuの作文でアラビア語脳になっていたのでラクに書けました。

 これはストレートに効果的。簡単な文を20くらい書いただけですが、アラビア語で文をひねり出すときというのは、完全にアラビア語脳になると実感。



7.結論


 最初は何を思ったか、ニュースを聞くなんていう、「難しいことのインプット」から始めましたが、より効果的な方法を探るうち、次第に「簡単なことのアウトプット」方向にシフトしていきました。

 結局アラビア語脳を取り戻すのに、直接一番効果があったのは、Busuuの作文と、インタビューの質問をアラビア語で書いたことだったと思っています。いずれも簡単な文を1文か、せいぜい2文書くだけでしたが、何かしら書こうとすると、アラビア語で考えるんですね。

 アウトプットの効果って絶大だなあ、と実感しました。アウトプットしようとしないと、アラビア語脳は本当には動かない。

 読んだり聞いたり、インプットしているときも、ほのかにアラビア語脳になってはいるんですが、書いたり話したり、アウトプットしようとしているときの能動的なアラビア語脳とは違う。受け身の脳の動きと、能動的な思考とでは、絶大な違いがあることに気づきました。


 面白いのは、Busuuのサンプル会話の録音が、意外と効果がなかったこと。発音のいい訓練にはなったと思うけれど、アラビア語脳にはほぼ関係がなかった。

 決められたセリフを口に出すのは、「読むこと」であって、「話す」ことではないんですね。これは「インプット」であって、「アウトプット」ではない。

 外国語で考えるためには、自分で思考を生み出さなくてはダメ。既成の文の丸暗記や口真似ではなく。

 確かに思考というのは、それまでのインプットで蓄えた文や単語のサンプルの助けがあってこそ生み出せるわけで、インプットが大事でないとは言わない。

 でもインプットさえしておけば、いつでも自動的にアウトプットできるなんて思ったら大間違い。アウトプットを意識的に試みて初めて、外国語脳は本格的に始動を始めるんだと分かりました。


 そしてそのアウトプットは、簡単なことでいい。

 ひとたび外国語脳が回りさえすれば、簡単なことから難しいことへステップアップしていくのは、比較的簡単。

 だからまずは簡単なことをアウトプットすることから始めるのが一番効果的だと実感しました。




 結局インタビューは延期となりましたが、他の先生方とちょこっとおしゃべりでき、10日間の鍛錬は無駄ではなかったと思いました。やはりいつもとは頭の回りが違う。

 最近は学校へ行ってもアラビア語で話しかけられるのが怖く、「話しかけないで」オーラを背負っていたと思う。だから先生方も挨拶以上の会話はしかけてこなかった。でも先日は、すこし気持ちに余裕があり、アラビア語でおしゃべりしたい気分でした。


 さてアラビア語はこれくらいにして、本当に、英語、頑張らないと。



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アラブランチ



  

 

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  • アラビア語に衣替え

    Excerpt:  ロシア語検定が終わったので、アラビア語メインに切り替えました。近々使う予定があるので。 Weblog: うさぎメモ@多言語に夢中 racked: 2017-10-11 10:16