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<<   作成日時 : 2018/09/19 01:33   >>

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 母校の同窓会誌を読み返していたら、イハーブ・イベード先生の文章に、こんな言葉がありました。

外国語を学習することは、その言語の学習者の頭に新しいシステムを導入し、インストールするようなことである
تعلم لغة أجنبية يعني تعلم أو بمعنى أدق إدخال وتثبيت نظام جديد على عقل الدارس لتلك اللغة

 けだし名言。新しい言語を学ぶということは、別の認識方法や思考回路を受け入れることだとわたしも思う。

 外国語を学ぶと、今まで区別しなかったことを区別するようになる。もしくは逆に今まで区別していたことを区別しなくなる。


 たとえば以前、アラビア語の「من فضلك ミンファドリク」(お願いします)と「تفضل タファッダル」(どうぞ)を二度までも混同してしまった話を書きました

 実はそれと前後して、こんなこともあった。「日本語って紛らわしいよね。モノを頼む時と差し出す時で違う言い方をするんだものね」と言ったら、「・・・ん? そうかな? どの言語でもたいてい違わない? 英語だってプリーズって言いながらモノを渡したりしないでしょ」と友達。・・・あれ? そうだっけ?


 どうして突然そんなことが起こったのか。後で気づいたのですが、ロシア語では区別しないんですね。モノを頼むときも渡すときも両方ともпожалуйста (パジャーリスタ)で済ませられる。そして、他の言語とは違うということにも気づかないほど、わたしは自然にその区別のなさに馴染んでしまった。

 こういうのって面白いなーと思います。

 ロシア語はインド・ヨーロッパ語族のくせして動詞の発想が英語やフランス語やドイツ語とまるっきり違う。「来る」と「行く」は区別しないくせに、片道と往復は区別する。いまその新鮮な感覚にハマっています。

 慣れないから難しい。でも面白い。この感覚に慣れたら、場所とか移動の感覚が変わりそう。



 こういう新鮮な感覚が面白くて、何度でもいろんな言語に手を出してしまうんですよね^_^。それも今までとは思いっきり違った言語に惹かれる。

 で、少なくともその言語脳が発動するところまでは持って行きたい。その言語脳になるということは、その言語が持つ思考回路を脳が受け入れ始めた証拠だからです。



画像
ホテルの窓に姿を見せた黄色い猿。
この猿をシンハラ語ではරිළවා(Riḷavā)と呼ぶそうです。


画像
こちらの猿はシンハラ語でවඳුරා(Wan̆durā)。
日本ではどちらも猿だけど、シンハラ語では区別する。面白いですね。


 

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